オールテフロン回転専用シール

ダイナリップシール
DYNALIP ROTARY SEALS

                          会社概要
ダイナリップシール

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標準在庫品

■ダイナリップシール
米国FURON社製のダイナリップシールは新しい設計思想にもとづいて開発されたオールテフロン製の回転専用リップシールです。
通常のゴムのリップを持ったオイルシール、四フッ化エチレン樹脂のリップを持ったシールはいづれも金属製のケーシングに入っており、プレス成型で作るケーシングがこれまで少量多品種生産の妨げとなっていました。
ダイナリップシールはテフロン素材から切削加工で作られるため少量生産にも向いています。

■ダイナリップシールの特徴
●高速回転もOKです。
周速33m/secまでOKです(ただし低圧の場合)
●低摩擦です。
低摩擦のテフロンリップはステックスリップを起こさず、スムースな運転ができます。
●広い温度範囲で使えます。
-54℃〜+180℃
●あらゆる流体に耐えられます。
耐食性に優れたテフロンは殆どの化学薬品に侵されず、ドライ運転(ガスシール)、研磨性のスラリー、粉体などもシールできます。
●軸を摩耗させません。
低摩擦のテフロンリップは、より広い面積で軸と接触するため軸を傷めることもありません。
●シールボアを傷めません。
ダイナリップシール固定側(ボア側)はテフロンおよびOリングでソフトにフィットして取り付けられます。
●自由に寸法設定ができます。
標準品はJlSオイルシールに準拠しますが、既存の溝、貴社のご要望に合わせた寸法のシールも製作できます。

■ダイナリップシールの構造
ダイナリップシールはテフロン素材から削り出した本体とボア側をシールし回り止めの役割をするOリングから成っています。シールリップは圧力など使用条件によってシングル、ダブル、ガーダスプリング補強など各種あります。ボア側はOリングシールが標準ですが、耐食ヘリカルスプリングを使ったタイプもあります。

■ダイナリップの種類
標準的に使われるタイプは次表の通りです。
タイプ 汎用タイプ スラリーシールタイプ 高速タイプ 偏芯吸収タイプ 高圧タイプ ダストシール付
圧力
(kgf/cm2)
0〜5 0〜5 O〜1.5 O〜5 O〜30 O〜5
スピード
(m/SeC)
O〜25 〜8 〜30 〜8 〜20 〜25
許容偏芯
(mm)
O.13 O.13 O.13 O.20 O.13 O.13
許容PV (kgf/cm2
・m/sec)
27 27 40 27 60 27
用途 ギヤボックス、ベアリング、
スピンドル用シール、ミキサ
研磨流体シール 防塵用高速シール 偏芯の多い用途 油圧モータ、ポンプ、ミキサ 二種流体を分ける用途など
上記スピード、PV値は潤滑のある場合です。

■そのほかにも次のような際だった特徴を持ったシールもあります。
●フラッシングタイプ
塗料など研磨性のある流体用で2つのシールリップの聞にフラッシングポートを設けたものです。
●ねじポンプシール
シールリップにねじ状の溝をきったもので回転によりシール流体を押しもどす作用をします。

■ダイナリップの材質

●ボア側シール用Oリング
NBR・シリコンゴム・フロロシリコン・EPR、フッ素ゴムなど。シール流体によってはオムニシール用ヘリカルスプリング(17-7PHステンレス、エルシロイなど)も選定できます。
●テフロン材質
テフロンの材質は使用条件、シール流体の種類に合わせて選定できます。詳しくは詳細資料をご覧下さい。


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